日本語教師になるには?
ミャンマーで働けることになったのは、自分の職業のおかげでもあります。
教師と言っても国家資格などではなく、給料も低い…
でも、海外で働いてみたい、ビザをとりたいと思う方の、
日本語教師になるためにはどうしたらいいの?
という疑問解消のご参考になればいいと思います!
日本語教師はどんな資格?
日本語教師は、日本国内、海外の
・大学
・専門学校
・企業研修
などで、日本語をお給料をもらって教えるために必要な資格です。
地域の国際交流センターや公民館で教えるボランティアさんは資格なしでも教えられますが、「お給料をもらって」となると、普通はこの資格が必要です。
webで日本語教師と学生をマッチングするサイトもありますが、あのサイト上ではグレーな感じで、
登録のためには資格証明書を出して
というところもあれば、
資格はないけど、他言語を使って日本語教えられるよ
というかたちで教えている方もいます。
そして、
日本語教師の資格を持っている
とは、どんな人なのか?と言いますと、
①日本語能力検定試験に合格
②大学で日本語学科、または日本語専攻
③日本語教師養成講座420時間コースを修了
このうちのどれかに当てはまる方は、資格を所有していることになります。
つまり!教える訓練などをしていなくても、日本語学科卒の方はすぐに日本語教師を名乗ることができます!(笑)
わたしは③の「日本語教師養成講座420時間コース」を修了したので、このコースがどんなものなのか簡単に説明します。
日本語教師養成講座420時間コースって何?
わたしが通ったのはこちらKEC日本語学院
他にも養成講座が受けられる学校はあるので、資料請求したり、説明を受けに行ったりして、実際の雰囲気がどんなものか確認してから入学を決めるといいと思います。
ここでは、自分の予定に合わせて、
半年
9カ月
1年
など3カ月ごとに卒業のタイミングが決められます。
というのも。養成講座の中身は3つあって、
①基礎演習
②実践演習
③模擬授業
これをすべて修了する必要があるため、少なくても9カ月は必要だと思われます。
①基礎演習
日本語についての知識を養う。
基本的に座学で、日本語の歴史や発音など。
最短で3か月で修了可能。
②実践演習
初級・中上級にわけ、実際に授業をする練習をする。
同じクラスを受講している日本人学生を留学生と見立て、その前であたえられた文型について導入する授業を行う。
一人当たり7分程度の時間内で、自分で絵カードや文字カードを準備する。
基本的には初級3か月、中上級3か月で修了。
初級・中上級をあわせて受講する場合、最短で3か月で修了可能。
基礎演習と並行して受けることもでき、一度修了してからの再受講も可能。(卒業までの期間に限る)
③模擬授業
実際の外国人の前で授業を行う。
学生役の外国人は実際は日本語が堪能で、その授業を見てコメントをしてくれる。
3か月で修了。
私の場合は、
基礎演習3か月
実践演習・初級3か月
実践演習・中上級3か月
模擬授業3か月・実践演習初級3か月…二つを並行で受講
以上1年をかけて修了・卒業しました。
すべての講座は並行受講できるので、半年ぐらいで修了もできるのですが、
すごーーーーく大変
です!!!
特に、実践演習を始めたころは、準備に時間がとってもかかります。
例えば
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●担当の文型…「~てもいいですか」●
これを導入する例文を3つほど考える。
しかし!
そこまでで学生が使える語彙が少ないので、その語彙の中からしか言葉を使えない。
その文を言うための、適切な場面設定をする。
理解を助ける絵カードやイラストを作る。
みんなの前で導入するために、家でひっそりと練習を積む。
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いまはもう慣れて、何度も同じことをしているのでそんなに困りませんが、最初は本当に時間がかかります…
こればっかりは、やってみないとわからないですが(笑)
この養成講座を修了すると、日本語教師を募集しているサイトを見て就職活動⇒面接⇒晴れて採用という道筋をたどることになります。
一例としてこんな求人サイトがあります。↓
養成講座の受講内容は学校によって違うと思いますが、わたしはKECの内容についてだけ、書きました。
それに、この内容も8年も前のことなので、変わっているかもしれません。
興味を持たれた方は、直接学校に見学に行くといいと思います!
また今度、日本語学校の雰囲気について書いてみたいと思います。
ベトナム人、中国人学生と秋の京都遠足。
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