在ミャンマー日本語学校の授業風景
海外の日本語学校に興味があるかたに、私が働いている
について、少しお話ししていきたいと思います!
作文書いたよ
日本人の教師が担当する授業は、
会話授業が一番多いと思います。
わたしの学校でも、日本人の日本語教師はわたしだけ…
知り合いが働く学校では、アシスタント以外日本人という話も聞きましたが、
学校では現在全部で16クラスがありますが、
日本語の授業が行われているのは7クラスのみ。
というのも、ここは日本語以外にも教えているので、今のところ9クラスは日本語の授業がありません。
一口に会話授業と言っても、なかなか難しい!
さらりと
会話授業して
とか、
会話力伸ばして
と言われますけど、暗記科目と違って効果が見えるのに時間がかかります。
それに、
本人のやる気
これが確実に必要…!
しかしそこは教師としていろいろ手を変え品を変え、授業を進めていきます。
クラスによって楽しんでくれる内容も違うので、
先輩クラスで使ったものをそのまま後輩クラスで使いまわすこともあまりできません。
それに、会話力だけを伸ばすのではなくて、
グループワークで協力しながら進める力
も同時につけていってほしいと思うわけで。
そのため、グループごとにテーマを与え、それについて作文、デザインを考え、一枚の紙にまとめ、みんなの前で発表するという発表会を一度行ってみました!
グループごとに担当を決め、クラスメートの前で発表します
よくできる学生は、全部覚えて、読んでいる部分を示しながら発表
前を見てまじめに聞きます
右の子は動画で撮影
発表では、練習の差がはっきりでます。
しっかり覚えて前を見て発表している学生のときはとても聞きやすい!
終わった後はほっと一安心
いい顔してるね!
いろいろ思うところはあっても、終わった後にこんな笑顔を見たら
やってよかったなーと心から思います。
他にも
就職を目指す学生のために、特別会話クラスもやります
このクラスは最大10人までの少人数制
ペアになって質問についての答えを二人で発表しあい、このあとペアの答えをみんなの前で話します。
このときわたしがすることは、
質問のテーマを言う
答えが詰まる学生に簡単な手助けをする
適切な語彙や文法で訂正する
この三つだけで、話す量は決して多くありません。
また、実際に面接を控えた学生に、「よくある質問例」を渡し、それに対して自分の答えを書かせたり、面接の練習もやります。
こんな感じで、会話のみならず、チームワークやマナーなど、日本人にしかできないことはたくさんあります。
わたし自身、ここまでがっつり会話授業を受け持つのは初めてなのでなかなか大変ですが、会話力を伸ばして目標を叶えられる学生が一人でも多ければいいなと思っています。
昭和風