日本語学校での面接とは?
前回、日本語教師になるための資格について書いたんですが、今回は
日本語学校の面接ってどんなの?
ということについて書いてみましょう~
日本語学校や日本語学科がある専門学校で働く場合は、まず下記のようなサイトから募集を見ることができます。
ほとんどのところで必要なのは、
①履歴書
この二つは必須!
そのほかに
③志望理由書
を書いてね、なんてところもあります。
わたしはこの志望理由書を出すところに応募はしませんが…
だって、そんなにアツい思いとかないし!ι(´Д`υ)
給料と勤務地が大切だし!
もちろん好きでこの仕事を続けているわけですが。
そしてこれらの書類を送り、まずは
書類選考
これを通れば、二次選考に進むことができます。
二次試験というのは、
面接
模擬授業
この二つを同日に行います。
面接で聞かれるのは月並みな、ありがちな質問が多いです。
自分の経験について聞かれることもしばしばで、
「上級教えたことありますか?」
「作文や会話授業の経験は?」
とか。
緊張するのは面接より
模擬授業!!!
これは、面接官である先生たちが学生役をし、その前で指定された文型についての授業をします。
普通、書類選考合格の通知とともに、
模擬授業で導入する文型と時間
を伝えられます。
例えば
時間は20分
文型「~ことがあります」の導入と練習
のように。
なので、当日はその部分の授業ができるように絵カードや文字カードなどを持って学校に向かうことになります。
その学校について面接の教室に通されると、先に模擬授業をすることになり、準備しているうちに先生が3人ぐらい入ってきて、
「じゃ、始めてください」の合図からスタート。
ここからは突然人が変わったように
「みなさん、こんにちは~!」
とハイテンションで始めます(笑)
これ、ほんとに恥ずかしい…
相手を学生と思ってやるので、確実に年上の先生とかに
「〇〇さんは今朝何を食べましたか?」
とか
「〇〇さんはどんなスポーツが好きですか?」
とか、幼稚園児相手みたいな質問を繰り広げます。
しかし、ちゃんと要点を抑えた授業をしなければなりません。
指定が「~ことがあります」なので、学生がその文型の意味がわかるように場面設定&適切な例文を挙げていきます。
・お寿司を食べたことがあります。
・スキーをしたことがあります。
などなど。
意味をわかりやすく、なおかつ、そこから話が広げられるような。
上の二例文を出せば、そこから好きな日本料理とか、好きなスポーツとか、話が広がるわけですよ。で、学生の発話につながるというね。
これくらいは普通の先生でもできる技みたいなものです。
そして、指定の時間が来るとそこで終わりになります。
模擬授業中は無駄に笑顔を振りまき、人が変わったように明るい、感じのいい先生を演じ切ります。そう、演じている。確実にあれは。
当日は面接と模擬授業で、一時間はかかるとみておいた方がいいでしょう。
終わるころにはぐったり…
演じるには体力がいりますね…
その後、うまくいけば晴れて
採用!
となるわけです。
面接から採用まで早ければ次の日ぐらいに連絡がもらえます。
特に今は人手が足りていないところも多いので、当日連絡のところもあると思います。
事実、わたしがミャンマーで働くことになったときは、面接のその場で次の段階に進んでもらいたい、と言っていただけました。
わたしはいままで3つの日本語学校と1つの企業研修のお仕事をしたことがありますが、面接はそれ+3つ受けたことがあります。
もちろん、わたしの力不足で不合格になったんですが、
ただ…
なかなか微妙な、こっちから願い下げだ!な点もありまして。
一例として____________________________
・時間通りに到着して教室に通された後、伝言もなしに40分待たされる。
・先生が上から目線。
・突然その場で文型の説明をしろと言われ、それに対してダメだし。
・用意した教案に対して圧迫した質問。
まあ…このくらいは他の職種でもあるはずですが、はっきり言って面接の時点でそんな雰囲気なのに、その後一緒に働きたいなんて思うわけがなく。
未経験ならいざ知らず、今は
私が勤務先を選んでやる!
ぐらいの気持ちで、条件や雰囲気が合わないところにお願いしてまで働きたくないよ!というのが本音。
話がそれましたが。
今回書いたのは日本国内での面接・模擬授業の場合で、これが海外での赴任となると、現地面接ではなく、
スカイプ面接&模擬授業
という形をとることになります。
今は日本語教師が足りず、いつでも募集が出ている状態です。
未経験の方も、いろいろ受けてみて経験を積むのもよし、そのうえで自分が職場を選べるようになればいいと思います!
学校内でクリスマスパーティー。
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