ミャンマーの日本語学校で働くということ。
ミャンマーに来てはや八カ月。
この間ずーっと教え続けた学生たちももうすぐ卒業を控えています。
日本語教師を今目指している方、すでに働いている方で、
「ミャンマーで働くのもアリかなー」と思われている方に、実際こちらの学校生活はどうなのか、少し書いてみたいと思います。
わたしはこちらで働く前に2度旅行で来たことがあって、
「ミャンマーに住みたいなー」
「日本語教師もやってるしなー」
と、他の人よりはこの国に対して知識も多く、教師経験も多いです。
ですが、そのような知識もなく、好奇心だけで来られる方もいらっしゃいます…
もちろん、それが悪いとは言いませんが、想像と現実のギャップにやられ、(まあ会社と合わないというのもあるでしょうが)
短期間で帰ってしまう人が多いのも現実です。
文化の違いなど、ショックを受けることは多々
例えば
●交通渋滞が多いせいもあるが、普通に毎日社員が2-3人遅刻する
●学生も当たり前に遅刻する
●ミャンマー人先生はなかなか厳しく怒れないので、学生も時間を守りにくい
●ローカルアパートでは水が大問題。蛇口から出る水は赤さび混じり
●食べられるお店が限られている。ローカルレストランの頼み方がわからず、一人では挑戦しにくい
など、生活面・仕事面で慣れるのに時間がかかります。
建物はどれも古い…
おもしろいなあと思うのは
●家族の世話などで会社を休むのがけっこう普通
●いやなことが続くと、ドネーション(寄付)する!といってお寺に行く
●学生が荷物を持つなど、よく手伝ってくれる
●外国人に興味津々なので、簡単なミャンマー語を話すだけでも笑顔になってくれる
など。
こちらに来て、どこか「居場所」を見つけるのが大切なんだと思います。
わたしにとって、会社の同僚たち(ミャンマー人)と食事したり、旅行する時間が大きな助けになっています。
なぜか白黒
真剣に見ているのはエビをさばく動画、なぜ?
わたしはラッキーなことに、ミャンマー人たちととても性格が合うので、あまりストレスを感じません。
それに、ある程度、日本人との違いをしかたないな~と軽く受け流していることもストレスがたまらない理由。
それに、かわいい学生たちに囲まれているのも、続けていられる大きな理由!
いい笑顔だね
きっと、どの国に行っても大変なことはあるわけですが、その中でもミャンマーは慣れるのに一苦労する国です。
でも、日本から見たときに「ミャンマーって、何あるの?どんな国なの?」
と、わからないことだらけですが、ミャンマー人にとっては日本はとても近い国。
それは日本人が高い技術力で作り上げたいろいろな製品や技術あってのことですが、若い人だけでなく、高齢の方でも日本語を流ちょうに話す人がたくさんいます。
大変なことがあっても、毎日いろいろな刺激を受けて、楽しめてしまう人、そんな人ならきっとこの国でも暮らして、働いていくことができると思います。
わたしはこの国が大好きですよ!